文化

日本の正月に欠かせない飾りとその意味

日本人にとって正月は重要な意味を持っています。

この期間には、各家庭で特別な装飾がなされ、神様を迎える準備をします。

正月飾りはいくつかありますが、今回は代表的な3つの正月飾りについて紹介します。

 

しめ縄

しめ縄とは

しめ縄とは、神域と現世を隔てる役割を担う縄のことです。

普段は神社などで見かけることが多いです。

正月に飾られるしめ縄は、「しめ飾り」とも呼ばれ、神社などにあるものよりも華やかです。

これは、神様を迎えるのにふさわしい場所であることを示し、新年の神様を迎える為に玄関や軒先に飾られます。

しめ縄の由来

しめ縄の由来は、日本の神話であると言われています。

その昔、天照大神という神様が弟が悪さばかりするのに腹を立て、岩屋の中に身を隠してしまいます。

太陽の神様である天照大神が隠れてしまったので、地上は真っ暗になってしまいました。

この事態を解決するため、神々は岩屋の前で宴を始め、天照大神を岩屋から出すことに成功します。

そして、岩屋に戻ることができないよう、しめ縄で縛って塞いだそうです。

しめ縄を飾る期間

しめ縄は、12月28日までに飾り始めるのが良いとされています。

29日は「にじゅうく」と発音され、「二重苦」を連想させることから縁起が悪く、31日は1晩しか飾りをしないということで、神様に失礼だとされています。

しめ縄を外すのは一般的に「松の日」と呼ばれる日です。

地域によって差がありますが、1月7日に外すことが多いです。

外したしめ縄は、1月15日に行われる「どんど焼き」という行事で燃やすのが習わしです。

 

門松

門松とは

門松とは、松と3本の竹などで作られたお正月の特別な飾りのことです。

これは、正月に神様を迎えるための目印として門の前に飾られます。

門松の由来

文献によると、平安時代後期から、正月に常緑樹を飾る風習があったとされています。

昔は、常緑樹に神様が宿ると考えられていました。

また、松は「まつ」と発音し、神様を「祀る」「待つ」を連想させるため一般的となったとされています。

竹が飾られるようになったのは室町時代からと言われており、竹が長寿を象徴する縁起の良い植物であったためと考えられています。

門松を飾る期間

門松は12月13日から12月28日までの間に飾り始めるのが良いとされています。

しめ縄と同じ理由で29日や31日に飾り始めるのは避けたほうが良いです。

最近では日本でクリスマスを祝うことも一般的となったため、26日以降に飾り始める家庭が多くなっています。

また、門松を片付けるのは「松の日」です。

しめ縄と同じタイミングで片付け、「どんど焼き」で他の正月飾りと一緒に燃やします。

 

鏡餅

鏡餅とは

鏡餅とは、平たい丸型の餅を二つ重ね、その上に「ダイダイ」と呼ばれる小さなみかんを飾った正月飾りです。

1年間を無事に終えることができることに感謝するため、神様にお供えします。

鏡餅の由来

昔から餅は神様に捧げる神聖な食べ物でした。

また、餅は長く伸び、切れないことから長寿を願う食べ物でもあります。

鏡餅は、平安時代から既に存在していました。

餅の形が丸いのは、人の魂を表しているためですが、のちに、その丸く平らな形が、神様が宿るとされていた銅鏡の形に似ていたことから、鏡餅と呼ばれるようになりました。

餅を重ねるのは、無事に新しい年を迎えるという意味が込められています。

餅の上に置かれているダイダイは、「代々」という言葉と同じ発音であるため、子孫繁栄の願いが込められています。

鏡餅を飾る期間

鏡餅は一般的に12月28日に飾り始めます。

それより早くても問題ありませんが、8は縁起がいい数字とされています。

鏡餅は1月11日の「鏡開き」まで飾られ、各家庭で食べます。

神様に供えた餅を食べることで、食べた人は力を授かると言われています。

 

【参考サイト】
しめ縄図鑑
日本の門松
もちや
日本鏡餅組合

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